Entries

またまたイスラム国か。英ロンドンの地下鉄駅刃物傷害事件

 矢継ぎ早に事件は起こる。

 今度は12月5日夜、イギリス・ロンドン東部の地下鉄セントラル線レイトンストーン駅構内において――

「これはシリアのためだ」と叫ぶ29歳の男がナイフで通行人に切りつけ、2人に重軽傷を負わせたすえ警察にスタンガンで制圧され逮捕されたのである。

 イギリス警察は、これをテロ事件として捜査しているという。

 しかしいくら何でも、これがイスラム国その他のテロ組織の指令で行なわれたものだとは誰も思わないだろう。

 駅で刃物を振り回し、通行人を何人か殺傷する。

 こんなのはありふれたよくある犯罪である。世界一平和と言われる日本でさえ、こんなことは頻繁に起こっている。

 もしこれを「テロ」と呼ぶなら、個人の犯罪は全てテロと呼ばれるだろう。

 殺人テロ、経済テロ、脅迫テロ、その他何でもありである。


 刃物なんかで、しかも一人でやる「テロ」というのは、殺傷人数も少なくインパクトも薄い。

 こんな指令を受ける方にしても、そこらの俗流犯罪者と何ら変わらない見方をされるとわかっているので気分が乗らないはずである。

 やはりテロと言えば銃と爆発物が本命であり、それらを用いなくてはテロじゃないと言っても過言ではない。

 自分に置き換えてみればわかるが、ナイフを持ってテロに行くのと爆発物を持っていくのでは――

 銃をぶっ放すんだと思って行くのと行かないのでは、高揚度に段違いの差が出てくる。

 刃物というのは「犯罪」としては恐るべきでも、「テロ」として考えるとたちまちショボくなるのである。

(しかしむろん、実際に自分が直面すれば、恐ろしいどころでは済まないのは言うまでもない。)


 私はこの事件もまた、昨日書いた「米カリフォルニア州の福祉施設・銃乱射事件」と同じく、「ファンによる犯行」だと思う。

 本物の潜伏テロ要員は少ないにしても、熱烈なイスラム国のファンやシンパはけっこうそこらに(欧米諸国には)いるのだろう。

 そしてやはり昨日書いたが、「テロ報道がテロを生む」というのは明らかである。

 これはマスコミを批判しているのではなく、実際に生じる致し方のない自然現象の一種なのだ。


(⇒ 2015年12月6日記事:またイスラム国か。米カリフォルニア州の銃乱射事件)


 テロが盛んだと知らされれば、触発されて自分もやろうという者が出る。

 先日の靖国神社トイレ爆破音事件(容疑者は韓国籍で、すでに韓国に出国したとされている)も、この世界的テロブームに乗ったものではないかと思う。


 たぶんイスラム国はカリフォルニア事件にもロンドン事件にも絡んでいないだろうが、こうした雰囲気に影響されやすい一匹狼の「テロリスト」は、これからも多く出てくると予想される。

 もちろんイスラム国本体の目論む、もっと大規模なテロ計画も控えているはずである。


 こうした情勢の中では、「アラブ顔の人間は避けよ」とみんな思うのは当たり前のことだろう。

 人権だの何だの言ったって、自分の身の安全が一番である。

 たいていの人間にとって、これほど大切なことはない。

 そして私は日本という国は、イスラム国にとって最優先の攻撃目標で「あるべきだ」と思っている。

(理由はまた今度書く。)


 年末年始を控え、世界と日本にはおあつらえ向きの攻撃目標がゴマンとある。

 もしあなたが駅で、空港で、繁華街で、「アッラーアクバール……」などという叫びを遠くにでも聞いたとしたら――

 恥ずかしがらずに身を伏せるのが賢明だろう。

 それが日本の「太平の眠りを覚ます自爆号砲」である可能性は、充分にある。


このエントリーをはてなブックマークに追加
スポンサーサイト
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
http://tairanaritoshi.blog.fc2.com/tb.php/214-ef97c580

トラックバック

コメント

コメントの投稿

コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する

Appendix

プロフィール

平 成敏

Author:平 成敏
1970年代生まれの男性。
認定ファシリティマネジャー、主に施設管理の仕事に従事。
プロレス、社会、歴史など、興味関心のある分野についてあまり脈絡にこだわらず書いていきます。(⇒プロレス以外の話題については、別ブログ【社会・ニュース・歴史編】をご覧ください。)

著作一覧(アマゾンkindle版)

ペペチール第三王朝の興亡:表紙 世界系統樹:表紙 尊敬なき社会(上):表紙 尊敬なき社会(下):表紙

FC2ランキング

FC2オンラインカウンター

現在の閲覧者数:

FC2アクセスカウンター

日本ブログ村・人気ブログランキング アクセスランキング

ツイッターウィジェット

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR