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美濃加茂市「のうりん」ポスター騒動 その2 観光協会の無理ゲーに思いを馳せる

 ラノベ「のうりん」は、著者・白鳥士郎 氏の出身地(多治見市)・岐阜県の架空の農業高校「岐阜県立・田茂農林高等学校」を舞台にしている。

 しかし架空とはいえ、モデルは実在の「岐阜県立・加茂農林高等学校」(美濃加茂市)だと公言されている。

 それは美濃加茂市(及び地元民)も、これとコラボしたくなるであろう。

 ネットをババッと見ただけだが、著者・白鳥士郎 氏は今の美濃加茂市の市長である藤井浩人 氏が市長になる前から知り合いだったそうである。


(藤井市長は1984年生まれ。全国最年少の28歳で市長になった。

 2014年には収賄疑惑により逮捕されたが、翌2015年には名古屋地裁から無罪を言い渡され、地検は高裁に控訴中。

 これについては割愛する。)


 そして地元に頻繁に赴きもし、理想的な協力関係を築いているようだ。

 今回のようなポスターを作成し張り出したのも何も初めてのことではなく、献血キャンペーンにも使われてきたらしい。

 
 ところで、むろん全部調べたわけではないが……

 おそらく日本の全ての市区町村に、地元民間事業主による「観光協会」が存在するのだろう。

 しかし一方、日本のほとんどの市町村には「これといった観光資源」なんてない。


 有名な観光地があるのは、全体から見ればごく一部。

 その他の市町村は観光パンフレットこそ作っているが、そこには多くの観光スポットが載っているが、

 それらには知名度もなく、たいした集客力もないと見るのが自然である。


 率直に言って私には、「岐阜県・美濃加茂市」と聞いて思い付く観光資源など全くない。

 かろうじて「美濃と言えば美濃紙か」と連想するが、その名産地は「美濃市」らしい。

 だいたい美濃紙が有名だからと言って、それを知っているからと言って――

 あなたは和紙を見に行ったり、買いに行ったり、漉(す)きに行ったりする気になるだろうか?

 そういう人はごくごく少数の奇特な人である。



 美濃加茂市を含め、あらゆる市町村が「観光客の増加」を目標に掲げている。

 しかし、そのために使える観光資源は貧弱である。

 それをもって観光客を増やせと言うのは、極めて難しい無理ゲーに近いのではないかと思う。


 我こそはデキる男・デキる女、と自負する人は、自分がそういう任に当たって成果を出すことができると確信できるだろうか?

 私にはとてもそんな確信は持てない。

 それでも真剣に観光客増加・地域活性化を目指そうとするならば、それはもうコラボできるものなら何とでもする、という気になるのは至極まっとうな心持ちだと思う。 

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プロフィール

平 成敏

Author:平 成敏
1970年代生まれの男性。
認定ファシリティマネジャー、主に施設管理の仕事に従事。
プロレス、社会、歴史など、興味関心のある分野についてあまり脈絡にこだわらず書いていきます。(⇒プロレス以外の話題については、別ブログ【社会・ニュース・歴史編】をご覧ください。)

著作一覧(アマゾンkindle版)

ペペチール第三王朝の興亡:表紙 世界系統樹:表紙 尊敬なき社会(上):表紙 尊敬なき社会(下):表紙

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