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注目の一戦? アノニマスvsイスラム国 その1

 11月23日、フランス・パリでの大規模テロ(11月13日発生)を行ったイスラム国に対し、フランスが空母艦載機による攻撃を開始した。

 オランド仏大統領はキャメロン英首相と会談、イギリスも近く空爆を開始するかもしれない。

 ロシアはすでに9月30日から空爆を開始し、10月7日にはカスピ海からミサイル攻撃を行なっている。

 10月31日にはエジプトを飛行中のロシア航空機が爆破され、これはイスラム国の仕業だとロシアは断定。イスラム国もそれを認めた。

 11月18日、イスラム国は中国人1名・ノルウェー人1人を処刑したと発表。


 またもちろん、イスラム国は日本への攻撃も呼びかけている。 

 彼らがネット上で発行する英字機関誌「ダービック」11月18日号では――

「日本人を皆殺しにする計画」を「バングラデシュで拡大する」と書かれているそうである。


 バングラデシュは、旧・東パキスタン。

 インドの南側の海沿いにあり、インドに囲まれている。ちなみに国旗は日本のと色違い。

 そういう国で日本人皆殺し作戦を拡大する、というのはちょっと理解に苦しむが、要するに日本に近くて対日攻撃の拠点を築ける国はそれくらいしかないのだろう。

(何となく、フィリピンの方が拠点にふさわしく、可能性もありそうな気がするが


 それにしても、イスラム国はほとんど見境なく全世界を敵に回しているようだ。

 むろんそういう態度は正しい。

 彼らの教義や思想からすれば、「自分以外は全部敵」「われわれ流イスラム教を受け入れない国は全部攻撃すべき」が正しいのだから、行動もそれに沿うのが当然である。

 勢力拡大のために他国・他宗派と同盟を組む、という「利口な戦略」は選ぶ余地がない。

 教義・思想の純粋性こそが彼らの原動力であり、魅力であり、志願兵を流入させている原因である。

 また「全世界を敵に回している」こと自体が、壮大な聖戦気分を搔き立てていることも想像に難くない。(この感覚、大部分の人にはわかると思う。)



 先日の記事でも書いたように、私はいずれイスラム国は、かつてのイスマーイール派のように壊滅されるものと思っている。

(⇒ 2015年11月15日記事:「テロ教国」イスラム国のゆくえ)

 ただ、今のところ西側諸国は地上軍を派遣するつもりはないようである。

(特殊部隊は別。この5月にはアメリカ特殊部隊がイスラム国の幹部アブ・サヤフを殺している。)


 空爆だけで敵を根絶させることはできない、というのは軍事好きだけでなく、世界中の首脳・軍人がわかっていることだろう。

 しかしイスラム国がこのまま世界中でテロを起こし続けていれば、やはり戦争も新しい段階に入らざるを得ない。

 おそらくはイラク軍・クルド軍といった在地勢力を先頭に押し立て、西側地上軍の一部なりとも侵攻に加わると思われる。


 あるいは我々は、空爆だけで一大勢力が崩壊する初めての例を見るのかもしれないし――

 アメリカ・ロシア・イギリス・フランス・中国(そして北朝鮮までも)が一丸となって共通の敵に立ち向かう、という

 宇宙人来襲でもなければありそうもなかった「ドリームチーム」の結成を目の当たりにするのかもしれない。



 しかしネットを見ていると、そうした大国の動向よりもさらに大きく扱われ、世の関心を集めているように見えるものがある。

 それは「国際的ハッカー集団」アノニマスによる、イスラム国への宣戦布告である。 

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プロフィール

平 成敏

Author:平 成敏
1970年代生まれの男性。
認定ファシリティマネジャー、主に施設管理の仕事に従事。
プロレス、社会、歴史など、興味関心のある分野についてあまり脈絡にこだわらず書いていきます。(⇒プロレス以外の話題については、別ブログ【社会・ニュース・歴史編】をご覧ください。)

著作一覧(アマゾンkindle版)

ペペチール第三王朝の興亡:表紙 世界系統樹:表紙 尊敬なき社会(上):表紙 尊敬なき社会(下):表紙

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