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潮崎のNOAH登場、金丸の全日本退団 その1

 11月20日、潮崎豪が予告どおりNOAH後楽園ホール大会に来場し、リング上から挨拶した。

 同日、金丸義信の全日本退団が発表された。(全日ラストマッチは12月15日)

 金丸の退団については、鈴木鼓太郎の退団について書いたのとあまり変わらないことしか書けないので短く行こう。

(⇒2015年11月16日記事:鼓太郎退団、王道の危機)


 ただ、これほど短期間に連続して退団発表があるのはちょっと異常――

 「瓦解」という言葉がぴったりくるような状態である。


 金丸は全日本「元NOAH五人衆」の中でも、最も秋山準(NOAHから出戻って全日本の現社長となった)に近いとされていた。

 秋山にとっては子飼いの、ずっと付いてきてくれる後輩だと思えていたかもしれない。

 しかし、そうではなかった。

 「バーニング」の5人の仲間でNOAHを離脱した直後、仲良く乾杯していた写真が思い出されてならない。


 ここで少し不思議に思うのは、プロレスラーは団体に所属するよりフリーになる方が本当に稼げるのかという素朴な疑問である。

 普通に考えれば、たとえ薄給でもフリーランスよりは団体に所属する方が、はるかに安定していると思える。

 そういう理由で踏ん切りが付かず、たとえ巨大な不満があっても会社に留まる人は、日本人の9割くらいに上るだろう。

 よほど自分の商品価値に自信がなければできないことだが、プロレス界では結構頻繁にフリーランス宣言がある。

 金丸の場合は「パーソナルトレーナー」という別収入(副業)の道があるので踏ん切りが付けやすいのかもしれないが――


 何にせよ、元バーニングの元NOAH五人衆の中で全日本に残るのは、社長の秋山を除けば青木篤のみ。

 青木の性格・考え方は、昔から(退団した)他の3人とは異なるような印象がある。

 よって、青木までが退団すると予測はできないのだが、もしそうなれば全日本の退潮はいよいよ窮まる感がある。

(実を言うと私は、この5人が袂を分かつとすれば、一番先に出ていくのは青木だと思っていた。)


 また、もし鼓太郎・金丸が潮崎に追随してNOAHに復帰するとするなら、あのNOAH離脱劇は何だったのかという話にもなろう。



 全日本の「世界最強タッグ決定リーグ戦」は、11月23日に開幕する。

 しかしその参加チームを見て、これが世界最強のタッグを決める大会だと思うことは、熱烈な全日本ファンにとってさえ難しいに違いない。

 「世界最強タッグは、プロレス界年末の風物詩」とよく言われるが、そんな印象を持つプロレスファンというのもずいぶん少なくなっていると思う。

 卒業したオールドファンが今の最強タッグのラインナップを久しぶりに見てみれば、どんな感想を持つのだろうか?


 果たして来年の今頃、それでも世界最強タッグは開催されているのだろうか。

 全日本の命運は、ついに来年前半で尽きるのではないか。

 そんな不安が現実味を帯びた年の瀬になってしまった。

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プロフィール

平 成敏

Author:平 成敏
1970年代生まれの男性。
認定ファシリティマネジャー、主に施設管理の仕事に従事。
プロレス、社会、歴史など、興味関心のある分野についてあまり脈絡にこだわらず書いていきます。(⇒プロレス以外の話題については、別ブログ【社会・ニュース・歴史編】をご覧ください。)

著作一覧(アマゾンkindle版)

ペペチール第三王朝の興亡:表紙 世界系統樹:表紙 尊敬なき社会(上):表紙 尊敬なき社会(下):表紙

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