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パリ大規模テロと「暗殺教国」イスラム国  テロで日常は砕けない

 天龍引退試合の前日に、とんでもないニュースが飛び込んできた。

 フランスの首都パリで、120人超が殺害される大規模テロが発生したのである。

 犯行声明したのは、案の定「イスラム国」。


 もっとも、言われなくてもこのニュースを聞いた人の百人中百人が、イスラム国のやったことに違いないと思っただろう。

 テロと言えばイスラム過激派の所行、というのは、もはや偏見ではなく妥当な推測である。


 こんなことが起こっては、プロレスなど見たり書いたりしている場合ではないかもしれない。

 しかし日本のテレビ局は相変わらずバラエティ番組・お笑い番組を流している。

 全番組がこのニュース一色に塗りつぶされることもない。

 テレビ局のこういう態度は決まって批判されるのだが、しかし私はむしろ好ましいくらいだと思っている。


 まず第一に、よその国のテロ事件をそんなに流しても視聴率は取れないのだろう。

 日本の視聴者にとって、それはいつまでもかじりついて見るほど関心があるものでもない。

 そりゃあ1時間程度は見るかもしれないが、やっぱりいずれバラエティ番組にチャンネルを変える。


 そして第二に、自分のやったテロ事件でニュースが塗りつぶされることこそテロリストの望むことである。

 そうでなくいつもと変わらぬ(人によっては、愚にも付かないと感じる)番組が流れ続けることこそ、テロに動じない社会のあるべき姿と言えようか。


 もっともこれは、テレビ局や社会の「テロに動じない」決意の表れなどではない。 

 現代の先進国の社会は、全ての出来事がニュース速報として発生してはすぐに流れ去る構造になっているのである。

 つまり、それが自然の環境と言える。

 どんな大事件が起ころうとも、全てはニュースネタの一つに過ぎない。

 これもまた、現代社会の強靱さとも怪物性とも言えるだろう。



 よって私も、11月15日はBSスカパーで天龍引退試合を見る。

 大多数の日本人も、各々が自分の好きなことをするだろう。

 釣りに行ったりパチンコに行ったり家でゲームをしたり、天気が良ければ観光地も賑わうだろう。

 オバサマたちは趣味の会や観劇にも出かけよう。

 それは意識が低いことかもしれないが、「テロなんぞ興味ない、衝撃も受けない」との無意識の意思表示とも取れる。


 しかしそれにしても、イスラム国はまさしく「世界の凶徒」である。

 ここで思い浮かばずにいないのは、世界史好きなら誰でも知っている超有名な存在――

 すなわち、かつてイランに存在したとされる、イスラム教イスマーイール派(ニザール派)「暗殺教国」のことである。

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プロフィール

平 成敏

Author:平 成敏
1970年代生まれの男性。
認定ファシリティマネジャー、主に施設管理の仕事に従事。
プロレス、社会、歴史など、興味関心のある分野についてあまり脈絡にこだわらず書いていきます。(⇒プロレス以外の話題については、別ブログ【社会・ニュース・歴史編】をご覧ください。)

著作一覧(アマゾンkindle版)

ペペチール第三王朝の興亡:表紙 世界系統樹:表紙 尊敬なき社会(上):表紙 尊敬なき社会(下):表紙

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