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RIZIN、K-1、IGFの三つ巴あるいは三題噺 その2

 RIZINには、全日本プロレスを退団(11月2日。取締役も辞任)した曙の参戦も噂されている。

 11月1日の弘前大会で秋山準に敗れ三冠王者から陥落したのが、RIZINとは言わずとも格闘技参戦のための前準備だったことを疑うプロレスファンはあまりいないのではないか?

 曙がプロレス入りする前の総合格闘技・K-1ルールでの戦績は、13戦して1勝12敗という惨憺たるものである。

 しかし2003年大晦日、ボブ・サップとともに紅白歌合戦の視聴率を破った実績は、テレビ局及びイベント関係者にとってはいまだ魅力的なのかもしれない。

 まさかあの時のような大実績を再び打ち立てるとは誰も思っていないだろうが、それでも投入したいキャラクターの一人ではあろう。

 その対戦相手がホーヴェルソン・カイド(元大関・把瑠都)であれば、それは見たいと思う人が多いだろう。

(人ごとのように書いているが、私も見たい。)


 プロレスファンとしては「46歳ながら、つい最近まで三冠王者だった男」が――

 どうか全国放送の地上波で(再び)無様な負けを喫してくれるなという懸念でいっぱいだろうが、それでも曙は「世間に届くコンテンツ」選手の一人なのである。


 ちなみにRIZINの参戦決定選手の中で最も世間に届くのは(つまり知名度があるのは)、把瑠都を除けば――

 ヒョードルでも桜庭でもなく、長島☆自演乙☆雄一郎ではないか、と私は思う。


 道行く人に青木真也や高坂剛の名を問うても、知っている人は一人もいない。(と思う)

 しかし「長島☆自演乙☆雄一郎」の名を問えば、かなりの人が(顔は思い浮かばないとしても)「ああ!」と言うのではないだろうか?

 あえて言うがその知名度は、強さや試合内容ではなく……

 ひとえに、その「面白ネーム」と「コスプレ」によるものである。

 こう言うとバカにしているようにも聞こえるが、しかしやはり自己プロデュースの賜(たまもの)と言うべきだろう。

 
 
 それにしても、曙といい桜庭といいヒョードルといい自演乙といいサワーといい高坂剛といい、

 世間的には「いつの時代の選手だよ」という感想を拭えないのではないか?

 2003年とは言わないが、彼らは皆「何年も前に聞いたことのある選手」である。

 2007年のPRIDE終焉後、やっぱり日本の格闘技の時は止まっていたのだと思わざるを得ない。



 しかしそれも、主催者側としてはやむを得ないことなのだ。

 結局世間の耳目を引こうとすれば、知名度が第一の基準になる。

 誰も知らない新鋭選手をラインナップしても、よっぽどディープなマニアでなければ興味のカケラも抱かない。

 そして知名度とはどうやって得られるかと言えば、やはり「地上波テレビに出ること」なのである。


(今回の記事では「やはり」「やっぱり」を多用している。そう書きたくもなるというものだ。)

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プロフィール

平 成敏

Author:平 成敏
1970年代生まれの男性。
認定ファシリティマネジャー、主に施設管理の仕事に従事。
プロレス、社会、歴史など、興味関心のある分野についてあまり脈絡にこだわらず書いていきます。(⇒プロレス以外の話題については、別ブログ【社会・ニュース・歴史編】をご覧ください。)

著作一覧(アマゾンkindle版)

ペペチール第三王朝の興亡:表紙 世界系統樹:表紙 尊敬なき社会(上):表紙 尊敬なき社会(下):表紙

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