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読書のための戦国元号暗記表:元号そのものを憶える

 先日の幕末編に続き、戦国編の元号暗記表を書く。

(⇒2015年10月27日記事:読書のための幕末元号暗記表)


 戦国時代とは、一般には「応仁の乱」(応仁元年=1467年)からを指すとされるが――

 読書やゲームで親しみ深く、かつ元号を憶えておくメリットがあるのは、1530年代から1615年(元和元年)の「大坂夏の陣」までであろう。

 ここでお勧めしたいのは、「****年にXXXX事件」という普通の年表を憶えるのではなく、まず「この元号は何年から何年まで」を憶えることである。 

 そして、憶えるべき元号は意外と少ない。


*******************************


・天文 元年~24年(1532年~1555年)

・弘治 元年~ 4年(1555年~1558年)

・永禄 元年~13年(1558年~1570年)

・元亀 元年~ 4年(1570年~1573年)

・天正 元年~20年(1573年~1592年)

・文禄 元年~ 5年(1592年~1596年)

・慶長 元年~20年(1596年~1615年)

・元和 元年~10年(1615年~1624年)



*******************************

 少しでも戦国時代の本を読んだことがあるなら、全て見覚えがあり、お馴染みでもある元号ばかり。


 まず、「天文元年=1532年」を完璧に憶えることから事は始まる。

 そして「天文」は、24年も続いた戦国期最長の年号である。

 次の「弘治」は、1555年という憶えやすい年が元年――しかもあの「厳島の戦い」(毛利元就vs陶晴賢)のあった年なので、『いつく「4」ま』で4年続いたと憶えよう。

 「永禄」はバッドな年間だから「13年」だとするのが憶えるのが良い。

 また「永禄3年=1560年=桶狭間の戦い」を憶えておくと、永禄元年が1558年だと簡単に思い出せる。

 「元亀元年=1570年」もまた憶えやすい。

 「バッドな永禄が13年続き、その前後の弘治と元亀はこれまた不吉で4年ずつ続いた」と憶えるのも手だろうか?


 
 上記の元号表を見て最初に気に留まるだろうことは、「天正」と「慶長」がちょうど20年ずつ続いていることだ。

 だから「天正元年=1573年」を基点にするのもいいのだが、それよりもっといいのは――

 「天正10年=1582年=本能寺の変」を基点にすることである。

 言うまでもなく本能寺の変は、歴史を全然知らないと自称する人でも絶対に知っている大事件である。

 「天正10年=1582年=本能寺の変」を憶えるのは、いくら何でも誰でもできる。


 そしてこれが重要なのだが……

 ちょうどこの年1582年、ヨーロッパではユリウス暦からグレゴリオ暦(現在も使用される太陽暦)への切り替えがあった。 

 ユリウス暦1582年10月4日(木曜日)の翌日が、グレゴリオ暦1582年10月15日(金曜日)となったのである。

(全ヨーロッパ諸国がそうなったわけではないが、この点は省略する。)


 「文禄元年=1592年」は、豊臣秀吉の第一次朝鮮侵攻(文禄の役)の始まった年。

 次の「慶長」は、「慶長5年=1600年=関ヶ原の戦い」を基軸にすればわかりやすい。

 「関ヶ原の戦い=1600年」は、学生時代の誰もが憶え、社会人になった今でも憶えている数少ない年号の一つと言えるだろう。


 最後に憶えるべきは、「1615年=元和元年=大坂夏の陣」の公式である。

 「元和偃武(げんなえんぶ)」との言葉があるように、これをもって戦国という武の時代は終わった。

 その元和元年が慶長20年なのだ。



 さて、これは最初に言っておくべきだったかもしれないが――

 明治より前の元号が変わる(改元)ときは、「さかのぼり改元」が行われていた。

 つまり、天正20年=1592年12月8日(これはグレゴリオ暦。ユリウス暦だと1593年1月10日)に「文禄」への改元があったのだが、そうなるとその年の1月にさかのぼって「文禄元年」になるのである。

 よって、公式には「天正20年」という年はなくなり、天正は19年までしかなかったことになる。


 「文禄の役の開戦=秀吉軍の朝鮮上陸」は天正20年4月のことだったのだが、これが後になって「文禄元年4月」とされたのだ。

 「昭和64年」(1989年)が1月7日までの7日間しかなかったこと、1月8日から「平成」になったことを憶えている人は多いだろうが、昔はそれとは違うのである。


 しかし、それはともかく――

 上記に示した天文、弘治、永禄、元亀、天正、文禄、慶長、元和の8元号を完璧に憶えられれば、

 戦国本(特に古本)を読む際には非常に役立ち、自信にも似た把握感が得られるのは確実である。

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[C41] 相互リンクのご連絡

相互リンクのご連絡 お世話になります。貴サイト拝見しまして非常に良いコンテンツを配信されており勝手ながらリンク集に追加させていただきました。(以下URLのヘッダはスパム対策で外していますが、こちらです) konkatsuhack.website/ 相互リンク、ぜひご検討いただければ幸いです。管理人
  • 2015-11-01 08:30
  • 管理人
  • URL
  • 編集

[C42] 相互リンクOK

リンクのお知らせ、ありがとうございます。
相互リンクは全然構わないのですが…
貴サイトを訪問したところ、リンク集が見つけられません(汗)
お恥ずかしいですが、どこにあるのか教えていただければ幸いです。
  • 2015-11-01 23:15
  • 平 成敏
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プロフィール

平 成敏

Author:平 成敏
1970年代生まれの男性。
認定ファシリティマネジャー、主に施設管理の仕事に従事。
プロレス、社会、歴史など、興味関心のある分野についてあまり脈絡にこだわらず書いていきます。(⇒プロレス以外の話題については、別ブログ【社会・ニュース・歴史編】をご覧ください。)

著作一覧(アマゾンkindle版)

ペペチール第三王朝の興亡:表紙 世界系統樹:表紙 尊敬なき社会(上):表紙 尊敬なき社会(下):表紙

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