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元号と単位、選手コール時の「パウンド」 その3

 ゴルフコースは「ヤード」でなく「メートル」で示すべきである。

 石油の報道も「ガロン」でなく「リットル」を使うべきである。

 「艦隊は20ノットで巡航した」と書くのを止め、「艦隊は時速37キロで巡航した」と書くべきである。

 プロレス界でも「200パウンド~」とかコールせず、「90キロ」と言うべきである。

 そしてテレビメーカーは、いいかげんテレビの大きさを「インチ」で表すのを止め「センチ」に変えるべきではないか?

(「14インチ」のテレビ画面が何センチに当たるのか、本当にみんなすんなりわかってるのだろうか?) 


 これらは全て、「元号を使わず西暦を使え」と主張するのと同じ理由で是とされるべきものだ。

 しかし、そうしようという声は起こらないし、そうなる気配も感じられない。

 それはなぜなのかと言えば、次の三つが考えられる。


(1)慣習だから、伝統だから。

(2)雰囲気が出るから。

(3)正確な数値を知る気がないから/知らなくていいから。 



 このうち(1)(2)は、まさに元号にも当てはまる。(ただし、さすがに(3)には当てはまらない。)

 私は、世の中でガロンだのノットだの「パウンド」だのが使われているのを承認するなら/異議を唱えないなら、元号についてもそうするのが筋ではないかと感じる。 

 いくら記憶力の弱い人でも、今年が元号で何年なのか、自分の生まれた年が元号で何年なのかくらいは憶えていられるだろう。

 万一憶えてられないとしても、ヤードやマイルが何メートルなのか調べるよりは、はるかに容易に調べられると思う。

(「今年は平成何年だっけ?」と周りの人に聞いてみれば、絶対に一人は答えられるはずだ。

 しかし「マイルって何メートルだっけ?」と聞いても、ある特定の職場でもなければ一人も答えられないに違いない。)


 元号は慣習であり伝統である。

 それはかつて、中国を本家とする北東アジア(今では「特定アジア」とも言われるが……)の伝統でもあったのだが、現代に残るのは日本においてのみ。

 言い方によっては、世界(無形)文化遺産みたいなものである。


 それは「ここは日本なんだ」という雰囲気を作ることにもなっていよう。

 日本の公共機関や団体がそれを公式年代表記法にしているからと言って、何もおかしなことではない。

 だいたい日本の公文書って、どうせ日本以外で使われたり見られることなどないのである。

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プロフィール

平 成敏

Author:平 成敏
1970年代生まれの男性。
認定ファシリティマネジャー、主に施設管理の仕事に従事。
プロレス、社会、歴史など、興味関心のある分野についてあまり脈絡にこだわらず書いていきます。(⇒プロレス以外の話題については、別ブログ【社会・ニュース・歴史編】をご覧ください。)

著作一覧(アマゾンkindle版)

ペペチール第三王朝の興亡:表紙 世界系統樹:表紙 尊敬なき社会(上):表紙 尊敬なき社会(下):表紙

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