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弁護士局部切り取り事件の衝撃――枝切りバサミ、阿部定事件と急所攻撃

 何ともすさまじいニュースが飛び込んできた。

 弁護士が、枝切りバサミでペニスを切り取られたというのである。


(引用開始)*********************************


(1)弁護士の下腹部を枝切りばさみで襲う 大学院生逮捕 (日刊スポーツ 2015.8.13 13:37)

 警視庁赤坂署は13日、男性弁護士(42)を殴って下腹部を傷つけるなどしたとして、傷害の疑いで東京都中野区、大学院生小番一騎(こつがい いっき)容疑者(24)を現行犯逮捕した。

 赤坂署によると、現場は弁護士の勤務する法律事務所で、小番容疑者の20代の妻が勤めていた。この日は朝から3人で話し合いをしていたとみられ、同署は何らかのトラブルがあったとみて状況を調べている。

 逮捕容疑は13日午前7時40分ごろ、港区虎ノ門2丁目にある法律事務所内で弁護士を数回殴った上、意識もうろうとなった弁護士のズボンを脱がして下腹部を枝切りばさみで傷つけるなどして重傷を負わせた疑い。

 小番容疑者はボクシングの経験があるという。

 通報を受けて赤坂署員が事務所に駆け付けると、弁護士が倒れており、近くにいた小番容疑者が関与を認めたため、取り押さえた。(共同)


(2)男性弁護士の局部を切断、容疑の大学院生の男を逮捕 (TBS News 2015.8.13 18:32)

 東京・港区の弁護士事務所で、弁護士の男性に暴行を加えたうえ、枝切りバサミで局部を切断したとして、元プロボクサーで慶応大学の大学院生の男が警視庁に逮捕されました。

 鍛えられた体でポーズをとる男。傷害の疑いで逮捕されたのは、元プロボクサーで慶応大学の大学院生・小番一騎容疑者(24)です。

 小番容疑者は、13日午前7時40分ごろ、港区虎ノ門のビル4階の弁護士事務所で42歳の弁護士の男性の顔を数回殴ったうえ、局部を枝切りバサミで切断し、重傷を負わせた疑いが持たれています。

 警視庁によりますと、枝切りバサミは全長20センチ、刃渡りは6センチで、小番容疑者が持ち込んだものでした。

 「切断した局部は水洗トイレに流した」。小番容疑者は、切断した男性の局部を、同じフロアの共用トイレまで運び便器に流したということです。

 通報で駆けつけた警察官に現行犯逮捕された小番容疑者。取り調べに対し「相手のあごを殴り、その後、局部を切断したことに間違いありません」と容疑を認めているということです。


(引用終わり)*********************************

20150814弁護士局部切り取り事件(TBS News)
TBS Newsより


 妻と弁護士の不倫を疑ったことが犯行動機なのは、まず間違いない。

 また、プロレス史に触れたことのある人はきっと思ったことだろうが――

 小番一騎容疑者の親は、あの梶原一騎のファンだったのではないだろうか?

(言わずと知れた漫画『タイガーマスク』の原作者。プロレス・格闘技界に多大な影響を与えた。)

 小番容疑者は「親の勧め」でボクシングを始めたと(元所属ジムの)選手プロフィールに書いていたそうだから、けっこうその可能性はあるだろう。


 それにしても、「局部」を「枝切りバサミ」で切断である。(しかも最初から持ち込みだ。)

 さらに「便器に流す」である。

 「元プロボクサー」で「慶応大学大学院生」が「弁護士」を殴り、意識朦朧とさせてズボンを脱がし、ペニスを切る。それを便所に捨てに行く。


(ただしプロボクサーとは言っても試合経験はなく、ライセンスを取ったというだけのようだ。)

 この一連の行動は、全て妻の目の前でやったらしい。

 ひどく不謹慎な言い方になるが、もう、どこを取っても格好のニュースネタである。


 「強い殺意」とは凶悪事件の報道でよく聞くフレーズだが――本件の場合「殺意」でなくて「害意」だろうが――、それがこんなにもストレートに響いてくる犯行も珍しい。

 これに比べれば「ただの殺人」など、よほどインパクトが弱く見える。
 
 包丁でグサッと刺すとか拳銃で撃ち殺すとか、そんなのはありふれた「よくあること」と思ってしまう。

 そして、「ただの殺人」よりよっぽど恐ろしいことに感じる。


 女性はどうだか知らないが、「ペニスを切断する」というのは、モロに男の心へ訴えかけてくるのである。

 思わず股間に手をやってしまう――ということはないにしても、どこか本能的な恐怖を感じずにいられないのである。


 ペニス切断と言えば「阿部定(あべ さだ)事件」が代名詞的に有名だが、1936年(昭和11年)の事件が2015年の今でもそんな風であるのは、“ペニス切断”という行為のもたらす強烈な印象を如実に物語っている。

20150814阿部定事件
(左) 事件当時の報道/(右)映画「明治 大正 昭和 猟奇女犯罪史 / 石井輝男」(1969)出演時の阿部定(63歳)


 たいていの男性は、股間を何かにぶつけた経験があるであろう。その痛みを知っているだろう。

 プロレスでも、急所攻撃は極めて頻繁に行われる。それを一度も見ない興行は稀だと言っていいかもしれない。

 しかし正直、人が「プロレスって、手加減してるんじゃないか」と疑うのは、まさに急所攻撃がきっかけの場合が多いのではないかと思う。

 選手は確かに悶絶しているように見えるが、しかしあまりにも立ち直りが早いように感じるのである。

 

 いやそれにしても、枝切りバサミで人のペニスをザクッと切る――

 それが文具のハサミであってもカッターナイフでも恐ろしさと猟奇性に変わりはないが、私にはとてもできないことである。

 憎しみのあまりナイフで刺し殺すことはあっても、これは無理だ。

 不義密通への嫉妬の怒りは、人をここまでさせるのだろうか。


 今回の記事はとりとめのない走り書きのようになってしまったが、そしてこの事件も例によって続報はないのだろうが――

 私にとって、これが今年の衝撃度ナンバーワン事件になるのではないかという気がする。

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プロフィール

平 成敏

Author:平 成敏
1970年代生まれの男性。
認定ファシリティマネジャー、主に施設管理の仕事に従事。
プロレス、社会、歴史など、興味関心のある分野についてあまり脈絡にこだわらず書いていきます。(⇒プロレス以外の話題については、別ブログ【社会・ニュース・歴史編】をご覧ください。)

著作一覧(アマゾンkindle版)

ペペチール第三王朝の興亡:表紙 世界系統樹:表紙 尊敬なき社会(上):表紙 尊敬なき社会(下):表紙

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