サムライTVの同日中継で、3月29日・NOAH後楽園ホール大会を見た。 コロナ危機下の無観客興行、全4試合がGHC四大王座戦というシチュエーションだったのだが…… 何と言っても全てを持って行ったのはメインイベントのGHCヘビー級王座戦、王者・潮崎豪と挑戦者・藤田和之の一戦であった。 驚くべきことにゴングが鳴って約30分間、両者はほとんど動くことなく睨み合い(視殺戦)のみを続けたのである。 これは、プロレスの試合を映...
3月22日、K-1はさいたまスーパーアリーナにおいて年間最大イベント「K'FESTA.3」を“強行開催”した。 国からも県からも大会開催“自粛”を要請されていたのだが、消毒液の配備や観客名の記入など「万全の対策」を打った、として開催に踏み切った形だ。 例年1万人オーダーの観衆を集めるのだが、今回は入場者数の制限をしたこともあり6500人にとどまった…… とはいえ、大型イベントがほぼ全て中止になっている中、異例の強行突破で...
新型コロナウイルスの猛威は、欧米に比べれば日本はだいぶマシだとしても、やはり深刻なままである。 それは特に、「人集め型」のエンターテイメント産業において甚だしい。 かの有名なフランスのシルク・ド・ソレイユは、人員の95%を解雇すると発表した。 日本のプロ野球もプロサッカーも、無観客試合か開催断念が続いている。 そんな中プロレスファンは知っているとおり、プロレスだけは(盛大とは言えないまでも)通常運...
3月16日、アメリカのWWEは、4月5日フロリダ州タンパで開催予定だった「レッスルマニア36」を―― 同州オーランドの自社トレーニングセンターで「無観客試合」により行うことにした、と発表した。 むろん、欧州と米州で猛威を振るう新型コロナウイルスのせいである。(⇒ サンスポ 2020年3月17日記事:米人気団体WWE、無観客での「レッスルマニア」開催を発表 全世界にネット生配信) こんなことになるんじゃないか、とは思っ...
AERAの連載「70歳からのはっけよい!」で、天龍源一郎が登場している。 その記事は、次のとおり。(⇒ AERAdot 2020年3月8日記事:天龍源一郎が語る”最強タッグ” 「馬場さんを仲間だと思ったことがない」そのワケとは?) 通読して思うことが、二つある。 しかしその二つは、表裏一体のものと言える。(1) 天龍源一郎は「普通の人」である。(2) この話は、道徳の教科書に載ってよいものではないか。 まず、天龍源一郎が50年に...
これが本当なら、日本プロレス界大激震のニュースである。 全日本プロレスの秋山準がWWEを緊急視察してゲストコーチを務め、最高執行責任者(COO)トリプルHとも会談するという。 トリプルHは「2020年にNXTジャパン」を立ち上げる可能性があるとかつて言ったことがあり、もしかしたら「全日本プロレスとWWEが業務提携する」 すなわち全日本がWWEの日本進出の先兵となる、ことも起こり得るという。(⇒ 東京スポーツ 2020年3月2...