この9月下旬、日本のプロレス界で大きな動きが2つあった。 一つは、DDTがその全株式を譲渡し(株)サイバーエージェントの子会社になったこと。(9月22日発表) もう一つは、アントニオ猪木と決別したIGFが、中国において「東方英雄伝」という新ブランドを立ち上げたことである。(9月20日発表) このうち後者の方は「大きい動き」なのかと疑問符を付す人も多いだろう。 正直私もこの件については先行き五里霧中なので――当のIG...
9月15日、高橋奈七永のシードリングは、所属選手のsareee(サリー。21歳)が退団することを発表した。 奈七永のコメントは「このような発表になり寂しく思いますし、ファンの方にはお騒がせして申し訳ありません。何度も話し合い、最後は本人の意思を尊重した結果です。私たちは残ったメンバーで頑張っていきます」というものであった。 そして9月18日のシードリング新宿FACE大会でsareeeはリング上から観客に挨拶し、退団後は...
9月16日のWWE日本(大阪)公演で、中邑真輔はWWE王者ジンダー・マハルに再度挑戦し、またもマハル部下のシン・ブラザーズの乱入により王座戴冠を逃した。 私は中邑がいずれ(たとえ短期間にしても)WWE王者になることをあまり疑ってはいないが、WWEも「気を持たせる」ものである。 しかし、今年8月20日(日本時間8月21日)のWWE「サマースラム」での初挑戦からたった1ヶ月未満での王座戦リターンマッチ、しかもいずれも乱入で...
参議院議員のアントニオ猪木(74歳)が、32回目の北朝鮮訪問から帰国した。 そして2000年前後のプロレスファンにとってはお馴染みのものであった、「羽田空港でのインタビュー」を開催した。(それにしても32回である。朝鮮総連とかの関係者は別として、日本で一番北朝鮮へ行っている人ではないか。 まさに北朝鮮渡航のプロである。) 彼が北朝鮮で会った朝鮮労働党の副委員長リ・スヨンとの会談内容はどうでもよくて――(イ・...
9月4日、ついに高山善廣の病状が発表された。 後楽園ホール展示会場で行われた会見に出席したのは、 石原 真(高山のマネージャー) 鈴木 みのる(有志代表) 高木 三四郎(DDT社長。高山は5月4日のDDT大阪・豊中大会で負傷した) の3名。 高山はICU(集中治療室)からHCU(準集中治療室)に移り、自分で呼吸できはするが、肩から下の感覚が戻っていない。 結論として病名は頸髄(けいずい)完全損傷で、医師から「現状で...