かつて全日本女子プロレスで「極悪レフェリー」として非常に有名だった阿部四郎氏が、4月25日午前、肺炎のため死去した。享年76歳。(このことは、なぜかZERO-1が発表している。なぜだろう。) 女子プロレスが第二極盛期(第一期はビューティペア、第三期は対抗戦時代)にあった「クラッシュギャルズ VS 極悪同盟」の時代、レフェリー・阿部氏は疑いなく「名物男」だった。 あのテレビ中継の(女子観客の声で)凄まじいまでの...
4月23日後楽園ホール大会では、新日本プロレスのヤングライオン陣4人が勢揃いするタッグマッチ―― 「川人拓来&岡倫之 vs 北村克哉&海野翔太」が第1試合に組まれた。 これを見た人は、とてもヤングライオン(要するに新米、グリーンボーイ)同士の試合とは思えないという感想を抱いたに違いない。 特に北村克哉のあの肉体は、ゼウスやボディガーと同じタイプと言えばそうだが―― にも関わらず初めて見る人に、関本大介の体型...
サムライTVでは、4月22日と23日の新日本・後楽園ホール大会を2日連続生中継した。 見て感じたことを短く書く。1 高橋ヒロムの狂人キャラ化-新日本「狂人キャラ」の系譜 22日の高橋ヒロムは、自分と(次期IWGPジュニアヘビー王座挑戦者)リコシェの名をそれぞれローマ字で書いた2体の人形を持って入場してきた。 次の日23日の試合前バックステージインタビュー(清野茂樹アナとミラノコレクションAT氏による)では、人形の...
新日本4月9日・両国国技館大会(SAKURA GENESIS)のメインイベント後、王者オカダ・カズチカに敗れた柴田勝頼は、花道からバックステージに姿を消すや控え室にも行くことができず倒れ込み、救急車で緊急搬送された。 そして翌10日、柴田は硬膜下血腫と判明し5時間に及ぶ手術を受けたことが新日本から発表された。 幸い術後の経過は良好らしいが、これは「良かった良かった」では済まされない大事(おおごと)である。 ここ最...
4月10日、櫻井康雄氏が死去した。享年80歳。 櫻井氏は元東京スポーツ新聞社取締役編集局長、そして何より“金曜夜8時”時代の「ワールドプロレスリング」解説者を長年務めたことで有名である。 もう一つ印象深いのは、そういう要職にありながら“原康史”のペンネームで『激録・力道山』『激録・馬場と猪木』なるプロレス本を何冊も出しているほか―― 『激録・日本大戦争』という39巻もの歴史本シリーズを(新聞連載して)出版して...
スカパー・テレ朝チャンネル2で、新日本プロレス4月9日・両国国技館大会(SAKURA GENESIS)を見た。 そのうち3試合について、感想を短く書く。【第7試合(NEVER無差別級選手権)】○後藤洋央紀(王者)vs ×ザック・セイバーJr.(挑戦者) 後藤が裏GTR⇒正調GTRでザックを下し、王座防衛。 しかし試合内容はと言えば、まるでザックの関節技展覧会のようなものだった。 乱入してきたエル・デスペラードや鈴木みのるを一人で排除...
4月2日(米国時間)・米フロリダ州オーランドでのNXT「テイクオーバー」大会で、挑戦者中邑真輔は王者ボビー・ルードに敗れ王座奪回に失敗。 しかしその後、観客からは「サンキュー、シンスケ」コールが響く。 このタイミングにおけるNXT選手権試合での敗戦が持つ意味を(観客は)理解していたのだろう――と、週刊プロレス4月19日号(no.1898)は書く。 そして東スポを初めとするプロレスメディアは、中邑の一軍昇格(WWEの2つ...
プロレスファンなら気になって当然の、豊本明長&濱松恵の“不倫”話だが―― 濱松側は、ものすごく積極的に攻勢に出ている。(大仁田厚が愛弟子のミス・モンゴルのため豊本さんに電流爆破マッチで対戦を申し込んだりしているのは、多くのプロレスファンが予感していたことだろう。) 自分から報知新聞(スポーツ新聞社)アポなしで乗り込んで「真相を激白」したり、東スポの独占インタビューに応じたりと、まるで「喋りのテロリス...