大日本プロレス7.24両国国技館大会(両国譚)を、サムライTVの生中継で見た。 一言で言って、素晴らしい興行だったと思う。 昨年の両国譚(第1回)でも「NOAHに代わって日本武道館大会を開催できるのは、大日本かもしれない」と記事を書いたのだが―― (⇒ 2015年7月21日記事:大日本「両国譚」短感) もしかしたら大日本は、新日本さえも超える可能性があるのではないかと思ってしまった。 まず第4試合のタッグマッチ、「...
現在新日本プロレスは、G1クライマックスとスーパーJカップという2大シリーズを同時並行開催中である。(スーパーJカップはトーナメントであり、全2日しかないが。) G1は8月14日に、スーパーJカップは8月21日に決勝戦が行われるので、8月は新日本にとってウハウハの月になるのだろう。 また見方を変えれば、前者はヘビー級、後者はジュニアヘビー級の選手が参加しているので、会社の有する商品を有効活用しているとも言えるの...
新日本プロレスワールドで、G1初戦(7月18日・北海きたえーる大会)を見た。 メインイベントのオカダ・カズチカvs丸藤正道は、まるでオカダがグリーンボーイに見えるほど丸藤正道の完勝であった。(こういう感想を抱いたのは、私だけではないだろう。) むろんSANADAvs棚橋弘至で棚橋が敗北したのと同じく、この結果は衝撃でも大波乱でもなく大方のプロレスファンの予想どおりである。 優勝候補や「強い」とされる選手が初戦...
小島聡が天山広吉にG1出場権を譲り渡し、新日本もそれを認め、正式に小島を外し天山をエントリーし直した。 このことは、ネット上で不評を巻き起こしている。 新日本のオーナーである木谷会長もファンの「こんなんでいいんですか?」との質問に答え、「いいわけないでしょう。G1出場権は個人の所有物じゃない」とツイッターに書き込んでいる。 しかし、それでもなお「これも全てアングル(シナリオ)じゃないか」と疑ってしま...
イギリスのEU離脱に続き、日本のプロレス界でも離脱が発生した。 6月30日付けでWRESTLE-1から、TAJIRI(45歳)、AKIRA(50歳)、田中稔(43歳)、浜亮太(36歳)、中之上靖文(30歳)の5選手が一斉退団したのである。 この大量離脱というものは、プロレス界で定期的に起こる。 しかしファンが「こんなに抜けたらヤバいだろう」と思っても、たいていその団体は潰れないものだ。 上記5人の選手のうち、TAJIRIとAKIRAは年齢的に仕方ないこ...