さて、ここまで読んできた人は、それでもこう思うかもしれない。「しかし従業員は、その会社が副業禁止なのを承知の上で就職したのではないか。 アリさん社の従業員・アルバイトも、『社員2人以上で飲酒はしない』との契約書に同意の上でサインしたのではないか。 会社が就業時間外まで社員を規制するのは確かに問題だと思うが、しかし社員がそれに同意すればもちろん有効ではないか」 と。 端的に言えば、「イヤなら辞めろ...
このままでは攻撃されると明らかにわかっているとき、先制攻撃してはいけないのか―― これは、現代の刑法をはじめとする犯罪対策の世界では明白に否定されている。「してはいけない」とされている。 「こいつは犯罪を犯す怖れがある、と判断する」からと言って、逮捕拘禁することは許されない。 「爆破予告」も「児童ポルノ所持」も、現実に爆破や児童姦を犯しているわけではない。 「凶器準備」したからと言って、実際に凶器...
会社が副業を禁止する理由、そして同僚さえもがそれを支持する理由は、複数にわたる。 しかしそれらを絞り込むなら、次の二つになるだろう。 ①道徳的理由:そもそも自分とこ以外の、別の職業・職場・収入源を持つこと自体に反感を覚える、けしからんと思う。 ②予防的理由:自社情報の流出や、自社での勤務がおろそかになることを予防する。 ①については、もはやこれは日本文化の一部である。 「忠臣(=信頼できる人間は)...
先日、何とも対照的なニュース記事を二つ読んだ。 一つは、あの昔の大橋巨泉の「クイズダービー」冒頭のCMで名高いロート製薬に関するもの。 2月24日付け朝日新聞デジタルによると―― この4月から正社員1,500人を対象に、他の会社やNPOで(終業後・休日に)働いて収入を得ることを認める。 社外で得た技能・人脈を自社に持ち帰ってもらい、ロート製薬自身のダイバーシティ(職場の多様性)を増進させるのが狙いだという。 ...
今年何度目かのブレイキング・ニュースが入った。 DDTプロレスリング所属ながら2013年10月に新日本プロレスへも入団し、史上初の2団体所属選手となった飯伏幸太が、その2団体とも退団するというのである。 3月からはフリーとなり、「飯伏プロレス研究所」(仮名)を立ち上げる。 3月21日のDDT・両国大会でフリーとしての初戦及び復帰戦を行うとのこと。 この「飯伏プロレス研究所」という団体だかプロモーションだかユニット...
初めに断ると、本記事は単なる妄想であり何の根拠もない。言ってみれば単なる夢のようなものだ。 すでに2月も末なので初夢を見るには遅すぎるのだが、世の中にはこの時期になって今年初めて夢を見たという人もいるだろう。 よって本記事は、妄想シミュレーションの一種としてお読みいただきたい。 お題は、最近特に新日本プロレスの選手を「引き抜き」まくっているWWEが、日本への直接侵攻を目論んでいたらどうだろうかとい...
2月19日の新日本・後楽園ホール大会「HONOR RISING:JAPAN 2016」は、新日本プロレスがアメリカ・ROHと本格的な提携関係に入ることの号砲的な大会だった。(⇒ 2015年8月17日記事:2015・G1決勝戦 その1――新日本=ROH同盟と米マット界情勢) そのメインイベント・ROH世界TV選手権試合では、王者ロデリック・ストロングと石井智宏が対戦。 アメリカのプロレスチャンピオン伝統の「のらりくらり戦法」をしのぎ、石井が新王...
2月17日、覆面女子レスラーのRay(年齢非公開。フリー)が会見を開き、自身が悪性脳腫瘍に罹っていることを発表した。 悪性度はステージ3。 最悪のステージ4より一つ下であり、癌細胞が神経に罹っているので手術不可能。 2月26日の超戦闘プロレスFMW・後楽園ホール大会で欠場挨拶し、詳細を発表するという。 我々はつい最近も、女子レスラー・亜利弥’(42歳)が乳癌ステージ4に入っていることを知らされたばかりである。(に...
2月14日バレンタインデー。 新日本・アオーレ長岡(新潟県)でのIWGPインターコンチネンタル(IC)王座戦は、ケニー・オメガが棚橋弘至を下して王座に就く結果で終わった。 放送席は「言葉がない」とのことだったが、実のところこの結果は意外なものとは言えないだろう。 棚橋が勝ってIC王座に就けば、新日本のこれまでの流れから中邑真輔が抜けただけ―― オカダ・カズチカ、棚橋弘至、中邑真輔の三頭(トロイカ)体制から中...
ミャンマーの首都ヤンゴンにおいて高橋奈七永(37歳)の団体・シードリングが会見を開き、 あの世Ⅳ虎(22歳)が「世志琥」に名を改めて3月7日後楽園ホール大会で復帰することを発表した。(【ミャンマー・ヤンゴン発】である。何か国際的なニュースのようだ。) 東スポweb2月11日記事によると―― 世志琥は昨年11月25日のシードリング後楽園ホール大会を観戦してリング復帰への気持ちが芽生え、数日後に高橋と面会してその気持...