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「配慮」なき自由な社会――勉強もまた勝手にやるもの

 考えてみれば、学校と保護者の間の「しがらみ」にせよ「繋がり」にせよ、 多くの場合そんなものが存在するとされるのは、●たまたま保護者が、その地域に所在する学校付近の住民だということ。●たまたま、その学校に通っている生徒の親だということ。 この程度の事実に基づくものでしかない。 こんな偶然が心理的なしがらみになるとは、何とくだらないことではないか? イジメを止めない生徒は契約違反だから、あるいは単に迷...

レスラー短感03-4 中邑と矢野通と織田信長、必然説と偶然説

 中邑と同じ時期、あの矢野通も一度だけ総合格闘技戦に出撃した。 2003年8月31日、パンクラス旗揚げ10周年大会で渋谷修身(しぶや おさみ)と対戦し敗北。 しかし、もし矢野通がこれに勝っていれば。 一戦とは言わず何度か出場し、勝ち越していれば。 そして逆に、中邑が負け越していれば――総合格闘技戦に臨む矢野通(パンクラスHPより)今の矢野通 我々は今、「崇高なる大泥棒」、コミカルヒールとしての矢野通と...

「配慮」呪縛列島――なぜイジメは隠蔽され、「なかった」とされるのか

 (資料編)ケース2の「ママ友2人連続自殺」事件では、学校・市教委は独自調査により、 母親たちが陰口などをLINE上でやりとりしていたことを突き止めたそうである。 しかし、「児童や母親の間にイジメはなかった」と結論づけたそうである。 このケースに限らず、ほとんどいつも学校・教育委員会はイジメがあったことを認めようとしないし、隠蔽しようともする。 「なかったわけないだろう」と誰もが思うシチュエーショ...

集団性を減らせ――再論「何でもかんでもやるべき」思想

 矢巾町事件においては、生徒と担任教師がやりとりする「生活相談ノート」がクローズアップされた。 それにしても、こんなのをクラス全員のを見てコメントを書く―― 私ならそんな仕事は絶対に御免こうむる。 好きに書けばいいブログでさえ億劫になり三日坊主でやめる人が多いのに、 他人のツイッターにリツイート・コメントすることさえやらない場合がほとんどなのに、 こんなことどうしてやっていられよう。 それは、たいが...

レスラー短感03-3 中邑の猪木ゲノム、そして総合格闘技戦

 だいたいストロングスタイルという言葉で思いつくファイトスタイルからすると、(新日本で言えば)真壁刀義・石井智宏・あるいは後藤洋央紀らこそそれにふさわしく、彼らの誰かが「キング・オブ・ストロングスタイル」と呼ばれて然るべきではないだろうか? しかしそうとも思い切れないのは、そもそもストロングスタイルとはアントニオ猪木のことを指していたからである。 真壁、石井、後藤らが猪木に似ているかと言えば、百人...

レスラー短感03-2 中邑と棚橋・猪木、「呪い」の関係

 芸術家肌で、武藤敬司にかなり近い性向を持つであろう中邑が、なぜキング・オブ・ストロングスタイルなのか?(武藤をストロングスタイルのレスラーと評する人はいないはずである。) まず現象面、表面的なものから見ていこう。 何と言っても思いつくのは、2009年の棚橋弘至の発言である。 2009年9月27日。IWGPヘビー級戦に勝利した中邑は、試合後のマイクアピールで唐突に猪木の名を叫び、初代IWGPベルト...

やっぱり教師は地雷業――最悪の戦場に奇蹟はなく、教職は賤業化する

 それにしてもつくづく思うが、やっぱり学校の先生というのは危険きわまる職業である。 私に子どもはいないが――もしいたら、進路はどこでも好きに自由に選べと思う(そうありたいと思う)タイプだが、 それでも「教師になりたい」と言い出したら止めるに違いないと思う。 もはや現代日本において、教師を育成しようとか、青年よ教師を目指せなどと呼びかけるのは、 まさしく「教え子を戦場に送る」行為ではないだろうか? し...

イジメ自殺の連鎖と人間関係の火獄(ジャハンナム)

 本ブログでは、「なぜイジメ自殺はよく起こるのに、イジメ復讐殺人は起こらないのか」を18回にわたって書いた。 私の言いたいことを、この際もう一度言う。ちょっとベランメェ調に言う。 だ~か~ら~、 「学校には行かなきゃいけない」「行くべきもの」なんて意識がある限り、 世間と社会がそんなである限り、 こういうことは未来永劫起こるんだよ。 なんでわかんねーんだよバ~カ。 この期に及んで、こういう記事を読...

中2男子とママ友2人、イジメ自殺の連鎖(資料編)

 毎度毎度、日常茶飯事のことではあるが、またイジメ自殺のニュースが複数流れている。 まず、岩手県矢巾町で起こった中学2年生男子の自殺。朝日新聞2015年7月9日「生活記録ノート」の主なやりとり(引用開始)****************************1 いじめは毎日のように…中2死亡、同級生が証言(読売新聞 2015年7月7日) 岩手県矢巾(やはば)町で5日、同県紫波(しわ)郡の中学2年の男子生徒(13)が電車にひかれて死...

レスラー短感03-1 中邑真輔はなぜ「キング・オブ・ストロングスタイル」なのか?

「滾り」ポーズ 中邑真輔は、今の新日本の三本柱の一本である。 海外でも非常に人気と評価が高く、WWEのレスラーにもファンが多いと言われる。 そして異名(キャッチコピー、ニックネーム)は「キング・オブ・ストロングスタイル」―― しかしなぜ、そう呼ばれているのだろう。 どうして彼が(海外では日本のプロレススタイルの代名詞的にも使われる)ストロングスタイルの王者であり、 そういう位置づけがファンに受け入れ...

Appendix

プロフィール

平 成敏

Author:平 成敏
1970年代生まれの男性。
認定ファシリティマネジャー、主に施設管理の仕事に従事。
プロレス、社会、歴史など、興味関心のある分野についてあまり脈絡にこだわらず書いていきます。(⇒プロレス以外の話題については、別ブログ【社会・ニュース・歴史編】をご覧ください。)

著作一覧(アマゾンkindle版)

ペペチール第三王朝の興亡:表紙 世界系統樹:表紙 尊敬なき社会(上):表紙 尊敬なき社会(下):表紙 表紙:『もうすぐ無人島になる瀬戸内の島へ』 ブログ販売欄掲載用

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