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2019G1は飯伏幸太が優勝-しかしKENTA裏切りと柴田勝頼復帰近し?の方がはるかにインパクト

 8月12日、新日本・G1クライマックス優勝決定戦は、飯伏幸太vsジェイ・ホワイトとなり――

 飯伏幸太が勝利し、G1初優勝を果たした。

 この結果は、昨日の記事で書いたように「わかりやすすぎる前フリの結果」どおりである。

 そして試合展開も、案の定「卑怯殺法」を繰り出すジェイを破るという、典型的な勧善懲悪ものであった。

 よって、近年の新日本の方針どおりのハッピーエンドになったのだが……

 しかしそれゆえに、「KENTAの柴田勝頼に対する裏切り&バレットクラブ入り」の方が、はるかにインパクトを持つことになったのである。

 なるほど、KENTAがこれまでさんざん「ソウルメイト」と言われていた柴田勝頼を裏切るという展開は、私も予想しなかった(と言うより、思いつかなかった)。

 とはいえこういう展開は、天山広吉を「友情タッグ」の飯塚高史が裏切ったように、プロレス界ではほとんど定番の流れである。


 KENTAへのブーイングはもちろん大きかったが――

 しかしそれに匹敵するくらい大きかったのは、

「いよいよ柴田も復帰が近いのか」
 
 という観客の希望・期待の方
だったかもしれない。

 なにせ柴田勝頼、バレットクラブ勢にボコボコにされたとはいえ、リングに上がって上半身を露わにし、ドロップキックやPKをも見せたのである。

 予想するに柴田は今年中に復帰し、LA道場ヤングライオン(そして後藤洋央紀も?)らと共に、KENTAの入ったバレットクラブと闘うことになるのだろう。

 これは確かに、ドル箱のような盛り上がりカードかもしれない。


 そしてもう一つ、あの沈黙を守ってきた鈴木みのるがザック・セイバーJr.と組んだタッグマッチでオカダ&棚橋を破り――

 オカダのIWGPヘビーへの挑戦状を叩きつけたのも、サブストーリーとして重要である。

 もっとも、50歳の鈴木みのるが今さらIWGPヘビー級王者に一度でもなるとは考えづらいが……

 しかし50歳にもなって「ミスティカ式スリーパー」なんて新技を繰り出してくるみのるである。

 勝敗はともかくとして、観客の期待をそそる能力は、まだまだ充分に保持している。


(それにしても、「鈴木軍」なんていうやっつけネーミング軍団がこんなに長く強く存在感を発揮するとは、あんまり思われてなかったのではないか?)


 柴田勝頼も復帰し、次には高橋ヒロムも復帰すれば、新日本の陣容はますます厚くなる。

 それこそWWEのように2部制にしなくちゃいけないほど選手数が増える。

 来年のG1は、またも「史上最大」を更新してしまうのだろうか……? 

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G1タイチvs石井智宏戦でライガー激怒…もう「師匠」を強調するのは止めないか?

 8月11日のG1Bブロック公式戦、タイチvs石井智宏の対戦を、この日のベストバウトに挙げる人が大半だと思う。

 結果はタイチが石井に初勝利を収め、内容も本人が事前に言っていた「(暗黒)四天王プロレス」に恥じないものだと思うのだが――

 この試合のインパクトをより強めたのは、解説の獣神サンダー・ライガーが、実況の野上慎平アナに激怒・激発したことである。


 タイチがパワーボム(だかラストライド)を決めたとき、野上アナは「(タイチの師匠の)川田利明が乗り移ったかーー!!」と叫んだのだが、

 ライガーは「乗り移ってねーよ!」と強く言った
後すぐ続けて、いかにタイチが練習を重ねているかを力説し、「タイチ個人を評価してやれよ」という意味のことを激しい口調で言ったのだ。


 もっとも、解説席のライガーがテレ朝の実況アナの言ったことに激怒するのは、そこまで珍しいことではない。

 そういうシーンを、テレ朝の中継で新日本を見ている人は、今までも何度か耳にしたことがあるはずである。

(ただ、年配の田畑アナに対してはさすがに聞いたことがないが……)


 しかし「男らしい」と言うべきかライガーはカラッとしたもので、すぐ元の口調になって「はい、そうですね!」などと実況アナの問いかけに応じているのは、好感が持てる。


 ところで今回のライガーの「乗り移ってねーよ!」という怒りは、我が意を得たりとは言わないまでも、プロレス実況界の「悪癖」の一つを鋭く衝いたものだとは思う。

 何が悪癖かと言えば――

 その選手の「師匠」あるいは「盟友」というものに、やたら言及しないではいられない、という「決まり文句化」のことである。



 タイチにしても、石井智宏にしても――

 入場時の実況から始まって、試合中にちょっと何かしただけで、必ずと言っていいほど師匠である川田利明や天龍源一郎などの名が引っ張り出される。

 それは確かに、その選手を初めて見る人にとっては親切な解説である。

 そして「初めて見る人」は毎日いるかもしれないのだから、必ずその選手の師匠に言及しておくのはさらに親切なことかもしれない。

 しかしそれにしても、師匠とか盟友だとか、あまりにクドくないだろうか。

 毎日そんなこと言われてる選手にしてみれば、「もういい加減にしてくれよ」と感じても無理はあるまい。

 あなただって、職場でいつまでもいつでも「あの人は●●さんに育てられた」なんて言われていれば、いい加減不快になるに違いないのだ。

 
 そして思い返せば――

 棚橋弘至の「師匠」が武藤敬司だとか、

 オカダ・カズチカのそれはウルティモ・ドラゴンだとか、

 実況で言及されることはほとんどない。

 獣神サンダー・ライガーやジェイ・ホワイトに至っては、師匠が誰かなんてことを実況で聞いたことは(少なくとも私は)全くない。



 この、やたら「師匠」が誰なのかを強調されるレスラーたちには、何か共通点があるとでも言うのだろうか……?

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2019G1決勝戦は飯伏vsジェイ-わかりやすすぎる前フリの結果は?

 新日本・G1クライマックス決勝戦は、Aブロック代表の飯伏幸太と、Bブロック代表のジェイ・ホワイトの組み合わせとなった。

 8月11日のメインで内藤哲也を破り決勝進出を決めたジェイは、飯伏をリング上に呼び込んで握手――

 と見せかけて外道と示し合わせ、痛めている飯伏の左足首をイスなどで破壊する暴挙に出た。

 もちろんブーイングなのだが、しかし誰もが思うように、これは飯伏が明日の決勝で勝つという強力なフラグである。


 ハッピーエンドを基本とする今の新日本の路線を考えると、ますますその感を強くする。

 だがしかし、新日本プロレスとは、そこまでわかりやすすぎるものになったのだろうか。

 優勝者が誰なのかは明日わかるので予想はしないが、どうも完全悪役路線になったジェイが優勝した方が、今後の展開は面白くなりそうである……

 いやいや、むしろそっちの方が却って「わかりやすすぎる」というものだろうか?

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「ストロングスタイル」とは何か?-答えのない論争に答えを出す

 やや古い話になるが、週刊プロレス8月7日号(No.2022)の「棚橋弘至のドラゴンノート」のテーマは、「ストロングスタイル」であった。

 最近ザック・セイバーJr.がよく言っている「ストロングスタイルは死んだ」という言葉が、棚橋の琴線に触れたからとのこと。

 そして、このドラノー記事の中でも言及されているように――

 棚橋が対談でアントニオ猪木に「ストロングスタイルって何ですか?」と聞いたとき、猪木が「そんなの知らねぇよ」と答えたというのは、ファンの間ではよく知られたことである。

 そもそも猪木はストロングスタイルという言葉を唱道したのではなく、名付けられた方なので、そりゃ知らなくて当然だろう。


 だいたい「ストロングスタイルとは何か?」という問いは、

「人生とは何か?」

「運命とは何か?」

 を問うのと同じようなもので、この世に夥しく、そしていくらでも存在する「答えのない設問」の一つである。


 
 しかしここで、無謀ではあるし大方の納得も得られないとはわかっているが、あえて答えを確定させる試みをしてみる。

 ドラノー記事の中でタナ番(湯沢編集長)は、

「ストロングスタイルを日本語訳するとおかしいですよね。「強い姿勢」って」

 と言っているが、これはもちろん直訳しすぎというもので、本当は

「強さを標榜する姿勢」

「強さを追い求める流派」

 あるいは「ハードヒットな戦い方」

 とでも訳した方がいいのだろう。

 しかし当然ながら、これは別に新日本プロレスに限った話ではなく、この世のありとあらゆる格闘技に共通する姿勢であり流派であるというものだ。

 よって、ただ訳しただけでは、それがなぜ新日本に特有の姿勢なり流派なのかが確定しない。


 となると「ストロングスタイルとは何か」との問いへの答えは、(身も蓋もない話ながら)こうなるだろう――

 すなわちストロングスタイルとは、

「新日本プロレスという流派の別称である」

「その新日本プロレスの中でも、特に象徴的な選手の戦い方をいう」と。



 こうとでも答えを出さなければ、こともあろうに棚橋弘至がストロングスタイルの体現者などという(言わんばかりの)、ザック・セイバーJr.の考え方には到底いたらない。

 そしてまた、あの“クネクネ”中邑真輔が「キング・オブ・ストロングスタイル」と呼ばれることも、決して説明できないと思う。

 私は、結構な額のカネを賭けてもいいと思うのだが――

 オカダ・カズチカもまた「ストロングスタイルの血を引く者」という表現をされるだろうし(もう、されたことがある?)、

 次代や次々代の新日本のスター選手もまた、そんな表現をされることだろう。

 そう、その選手が新日本を象徴するような選手であれば、その戦い方がどんなに異なっていようと、それがストロングスタイルと呼ばれるのである。

 仮によほど異色の戦い方だったとしても、それも「新時代のストロングスタイル」などと呼ばれるのはほぼ間違いない。


 以上で、「ストロングスタイルとは何か?」の答えが出た。

 しかしむろんこの問いは、新日本プロレスが存続する限り、いつまでも繰り返されるに違いないのは言うまでもない……

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後藤洋央紀と谷口周平の共通点…なぜ2人はトップに行けないのか?

 G1クライマックス29の8月1日大会を、サムライTVの生中継で見た。(と言っても後半の一部だけ)

 メインイベントは後藤洋央紀vs石井智宏で、後藤洋央紀が激戦を制して勝利。

 このブログでは何回か書いてきたことだが、私は後藤洋央紀は日本マット界有数の優れたレスラーだと思う。

 しかし、にもかかわらず、いつまで経っても彼が新日本のトップ戦線に食い込めない(一時は、食い込んでいたことがあるが)のは、日本マット界の七不思議の一つである……

 と、これも何回か書いてきた。

 そしてすぐ連想してしまうのは、NOAHの谷口周平(元・マイバッハ谷口)のことである。

 二人とも「実力者」とか「覚醒」とか言われながら、ついに40代の今に至るまでトップ戦線に身を置いているとは言えない――


 これは、多くのプロレスファンの共通の感想ではないかと思う。


 私は正直言って、このポジション的に共通点のある2人の中では、後藤洋央紀の方が優れたレスラーだと感じる。

 後藤が団体を引っ張っていく姿はまだ想像できるのだが、谷口が団体を引っ張っている姿は、どうにも想像しがたいのだ。

(これも、プロレスファンには共通の感覚ではないか?)


 今さら言っても仕方ないことだが――

 谷口周平は、あの初期型マスクのマイバッハ谷口であった方が、存在感をアピールできたと思う。

 彼は、マスクマンに適したレスラーだと思わずにいられない。

 その意味で、マイバッハ谷口への変身をプロデュースしたとされるKENTAは、やはり慧眼だったのだろう。


 一方の後藤洋央紀は、普通に見てパワーと技を兼ね備えた理想的そして典型的なレスラーのタイプである。

 特にオリジナル技の豊富さは、新日本どころかマット界有数だと言われている。

 それなのに、あろうことかG1出場資格さえ疑う声がある始末である。

 実績のなさで言えば、あのバッドラック・ファレだって同程度のはずなのだが……

(そして、見た目では誰が見ても最強のはずのファレの「冷遇」もまた、マット界七不思議の一つに数えてもいいかもしれない。)



 おそらく独断で言えば、かつ端的に言えば、谷口周平に足りないのは「マスク」である。

 しかし後藤洋央紀に足りないものと言えば、ちょっとなかなか思いつかない。

 何かが足りないのは確かなのだろうが、それは何か得体の知れない「運」のようなもの、としか言えない気がする。


 
 はたしてプロレスファンは、後藤洋央紀に足りないものは何だとお考えなのだろうか……

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Appendix

プロフィール

平 成敏

Author:平 成敏
1970年代生まれの男性。
認定ファシリティマネジャー、主に施設管理の仕事に従事。
プロレス、社会、歴史など、興味関心のある分野についてあまり脈絡にこだわらず書いていきます。(⇒プロレス以外の話題については、別ブログ【社会・ニュース・歴史編】をご覧ください。)

著作一覧(アマゾンkindle版)

ペペチール第三王朝の興亡:表紙 世界系統樹:表紙 尊敬なき社会(上):表紙 尊敬なき社会(下):表紙 表紙:『もうすぐ無人島になる瀬戸内の島へ』 ブログ販売欄掲載用

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