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男色ディーノのDDT全権掌握と「過去の成功体験」

 サムライTVの生中継で、DDT8月20日・両国国技館大会(両国ピーターパン)を見た。

 その放送時間は6時間を超え、先月の大日本プロレス「両極譚」の4時間半を上回るロング興行だった。

(⇒2017年7月18日記事:大日本7.17両極譚短感-植木崇行の惨敗は大日本躍進の証?)


 DDTのビッグマッチがこうまで長くなるのは、やはりDDTが「お祭り系プロレス」だからに他なるまい。

 あれだけ(試合中にも)歌謡ショーが繰り広げられるプロレス団体は他になく、しかも黒潮イケメン次郎まで参戦していては、長くなっても当然である。


 そしてDDTは、一時期の新日本プロレスとの「提携」はどうやら止めて、他の団体すなわちWRESTLE-1やNOAHや全日本の選手を多く参戦させるようになった。

 最近のプロレス界を見ていて思うのは、日本のプロレス界というのはますます「新日本」と「新日本以外」に分離しているということだ。

 新日本だけが(まるでかつての馬場全日本のように)鎖国していて、他の団体は自由貿易のようにガンガン選手を派遣し合っているように見える。


(ドラゴンズゲートは、ほとんど唯一の例外だろうか。)


 さて、今大会の最注目試合(真のメインイベント)が「高木三四郎 vs 男色ディーノ」の“全権コントラ結婚”だったことは、誰にも異論がないと思う。

 高木が勝てばディーノは結婚、ディーノが勝てばDDTのリング上の全権掌握、という設定で行われたこの試合、ディーノが勝ってDDTの「プロデューサー」に就任することとなった。

(そして鶴見亜門GMは解任された……)

 
 もちろんこれはアングルなのだが――鶴見亜門GMも本当にクビになるわけではないのだが――、今までの成功体験を積極的に捨てようとアピールする姿勢は、大いに買える。

(しかし、そもそもホモを公言しウリにしている40歳の男性と、本当に結婚しようとする女性がいるのかどうか疑問だが……)


 そしてディーノプロデューサー、まずはNOAHの丸藤正道を路上プロレスに招待する。

 また、メインイベントで遠藤哲也を破りKO-D無差別級王座を防衛した竹下幸之介の次の防衛戦は――

 竹下 vs 佐々木大輔(エクストリーム級王者)vs 大家健(インディペンデントジュニア級王者)の三つ巴戦で、しかも全員がベルトを賭けるということにした。

 例によってDDTでも王座(ベルト)の数は複数あるのだが、その使い分けは新日本よりはよほど成功している(と私は思う)。

 その3本のベルトを一人に巻かせようというのだから、これは確かに新日本には決してできないことである。

(IWGPヘビー、IWGPインターコンチ、NEVERの3つを賭ける試合なんて、新日本には企画もできないだろう。)



 業界の盟主・新日本にはできそうもないことを突き詰めていくというDDTのやり方は、今までのところ正しかった。

 東京女子プロレスやBASARAやガンバレプロレス、DNAなど別ブランド(子会社、衛星団体)をこれだけ作ってその全てがコケていないというのもまた、新日本でさえ成し遂げられそうもない偉業である。

 しかしそれこそが「過去の成功体験」であり、さらに独自性を追求・強化していくことは、結局過去の延長線上にあることになる――となりかねないのが、DDTに限らず会社組織の難しいところだ。
 
 高木三四郎と男色ディーノという2人なら、その難題をクリアしてくれると思いたいところである。

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ドン中矢ニールセン死去-永遠の1986年10月9日・前田日明戦

 思いもよらぬ訃報である。

 8月15日、あの元キックボクサー、ドン・中矢・ニールセンがタイのバンコクの病院において死去した。享年57歳。

(まだ、こんなに若かったのだ!)

 それが手術中の死であることは、どうしてもジャンボ鶴田のことを思わせる。

(⇒イーファイト2017年8月18日記事:【訃報】前田日明と戦ったドン・中矢・ニールセンが死去)

(⇒同8月18日記事:前田日明氏、ニールセン死去に「言葉が出ないよ…」)


 ドン・中矢・ニールセン。

 その名は日本人にとって非常にインパクトがあり、ただでさえ憶えやすいものだが――

 何と言ってもその名を不朽にしたのは――彼の名を知らない者は、プロレスファンとはとても呼べない――1986年10月9日の新日本プロレス両国国技館大会、前田日明と行なった「異種格闘技戦」である。

 この試合、YouTubeに載っているので簡単に見ることができる。

https://www.youtube.com/watch?v=vKTHgKIdtjU


 この試合、私が今まで見たプロレス(異種格闘技戦ではあるが)の中で、十本の指には入る名勝負である。

 試合内容もそうだが観客の盛り上がりから試合後の前田のニールセン賞賛、そしてニールセンの日本語挨拶まで、一言で言って「素晴らしい試合」だ。

 はっきり言って他のどんなスポーツより、プロレスは国際親善に最も適し・役立つものだということを、この試合を見て感じないことは難しい。


 もっともやや欠点を言えば、ニールセンのロープブレイクが頻繁すぎて「またかよ」と飽きが来てしまうということだろうか……

 だがそれは、ロープブレイクありのルールでニールセンの手足が長いのだから、仕方ないことだ。

(総合格闘技ファンがロープブレイクなんてルールを嫌い・バカにするのは、確かに故ないことではない。)


 この試合でニールセンは敗北したものの株を暴騰させ、そして言うまでもなく前田日明は“新・格闘王”の座に着いた。

 同じ大会のメインイベントでは“旧・格闘王”アントニオ猪木が元ボクサーのレオン・スピンクスと戦ったが――

 最初猪木は自分もボクシンググローブを着けるなど「真剣味に欠ける」振る舞いをし、試合内容もたいしたことない凡戦であったため、試合には勝っても大いに権威を低下させる結果となった。

(なお、猪木vsスピンクス戦のレフェリーは、あのガッツ石松であった。

 2017年の今から見れば、これだけでこの試合が“お笑い試合”だったという印象を受ける。)



 よってこの1986年10月9日という日は、日本のプロレス史に残る「王位交代」の日として記憶されることとなった。
 
 なおこの半年前の4月29日、前田は三重県津市市体育館でのシングルマッチで、あの伝説の巨人レスラー、アンドレ・ザ・ジャイアントを戦意喪失に追い込んでいる。(アンドレは大の字に寝転がって「イッツ・ノット・マイ・ビジネス」と言ったとされる。)
 
 これもまたプロレスファンなら誰一人知らぬ者のない有名な逸話であって、1986年という年は前田にとって飛躍的に武名を上げた年だったと言える。


 そして翌1987年11月19日、前田は「長州力の顔面を後ろから蹴り上げる」事件を起こし、1988年2月1日に新日本を解雇される。

 それが1988年5月12日のUWF再興(第二次UWF)に繋がる……


 さて、もし1986年10月9日両国国技館「INOKI 闘魂 LIVE」の前田の相手がニールセンでなかったら――

 前田とニールセンの人生、そしてプロレス史はどう変わっていただろう。

 たとえニールセンでなくても、いつか前田は新日本を再び離れUWFを再興しただろう(そしてやはり、分裂させただろう)というのは、けっこう可能性が高いと思う。

 しかし、検証は不可能である。

 一方のニールセンは前田戦で名を上げたため、それから1993年の引退まで日本のリングで活動することになる。

 しかしやはり、前田戦というただ一戦で日本のプロレスファンに名をとどめているというのは事実である。


 ただ確実に言えるのは、あの日あの場所で前田とニールセンが戦っていなければ、プロレス史とプロレスファンは「素晴らしい試合」の一つを記録・記憶せずに終わったということだろう。

 歴史的一戦というものは、奇跡のようなものであるということを強く感じる。


 ドン・中矢・ニールセンの名は、1986年10月9日のあの試合とともに、プロレス史の中で永遠となった。

 その彼は、60歳にもならずに死んだ。

 残念である。

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新日本2017G1優勝は内藤哲也-G1史上最長の死闘

 8月13日のG1決勝戦は、内藤哲也がケニー・オメガを下して優勝した。

 試合時間は34分35秒で最長記録を更新し、内容もまた殺人的な技の何度もの応酬という凄まじいものであった。

 さすがケニー、そして“不死身の内藤”である。

(私は勝手に内藤をこう名付けている。)

 特に内藤が、あの大仁田厚ばりの「机の上のパイルドライバー」をするかと思いきや――

 何と机と鉄柵の間に自分ごと落下したのは、果たして狙ってやったのだろうか、単なる失敗なのだろうか。


 私としてはまだ、単なる失敗であってほしいと思うのだが……

(あんなのをわざと――ひょっとしたら合意の上でやっているかもしれないというのは、恐ろしいことである。)


 先日の記事で書いたようにこの試合、内藤が勝つだろうとは思っていた。

(⇒ 2017年8月13日記事:新日本2017G1決勝前の小総括3点)


 しかしほとんど確信に近いほどそう思っていても、なお試合を観ているうちに「ひょっとしたら」と思ってしまう――

 それこそがプロレスラーの力量なのだろう。

 しかしそれにしても、こういう試合に比べれば、WWEの試合はまるで冗談……

 と世界のプロレスファンに思わせるのが、新日本の狙うところなのかもしれない。


 本当にもう、これほどの試合を見せられればさすがに満足である。

 果たして力道山がこの試合を観たら何と言うか、プロレスがこういうプロレスになるのを予想できたか、聞いてみたいとも思う。


 ところで今年の新日本の名試合とされるもののうち、ほとんど必ず絡んでいるのがケニー・オメガだという事実は、彼が新日本にとって(海外へのアピールという意味でも)かけがえのない存在になっていることを示している。

 もしかすると世界最高レベルの名試合を恒常的に製造するには、彼がいなくては難しいほどなのかもしれない。

 今回の試合にしても、ケニーを敗者と呼ぶのが(正確なのに)間違っていると思うほどである。


 来年1月4日の東京ドームは王者・オカダと挑戦者・内藤になるのはほぼ間違いない。

 現代の今の時点では、オカダと内藤が新日本ファンを二分する二大キャラクターである。 

 そしてさらに来年にかけては、いよいよEVILが本格的に台頭してきそうだ。

(ただし、それにはもう少しマイクアピールを増やさなければなるまい。)

 新日本にとって、ネタに困らない状況は当分続きそうだ。

(しかし先の記事でも書いたが、複数ベルトの特色づけについては、なかなか難しそうである――)

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新日本2017G1決勝前の小総括3点

 新日本プロレス・G1クライマックスは8月11日~13日の両国3連戦で終了するが、13日のみを残す今の段階で、ちょっとした総括を行ってみたい。

 なお、決勝戦のカードは「内藤哲也 vs ケニー・オメガ」。

 個人的な予想では、内藤が勝って2018年1月4日の東京ドームで王者オカダ・カズチカと対戦するのではなかろうか。


 これだけの「コス・インゴ旋風」を巻き起こしてカリスマに成り上がった内藤にとって、この上求める目標は(ずっと前から自分で「最高の目標」だと言ってきたIWGPヘビー級王座しかないからである。

 また観る側にとっても、「オカダvsケニー」のカードはさすがに新鮮感がない。

 2017年1月4日、6月の大阪DOMINION、そしてつい8月12日(G1準決勝)と1年のうちにすでに3回見せられていては、百人中百人が「オカダvsケニー」より「オカダvs内藤」を選ぶだろう。


(そして内藤哲也は、ナンボ何でもIWGPヘビー級を戴冠すると思う。)

 それはさておき、2017年のG1小総括を――


(1) 第三世代の半退場が決定的に

 いわゆる「第三世代」に属する永田裕志と小島聡は、ともに1勝8敗という戦績で終わった。

 まさかこの2人が優勝戦線に絡んでくると予想した人は(熱烈なファンですら)いなかったろうが、これほどの低成績もまた予想できなかったろう。

 特に永田裕志は「最後のG1出場」を掲げて出場したのに、あまりと言えばあまりな結果である。

 首の怪我により通常の大会にすら出場機会の少なくなった中西学に続き、ついに満天下のプロレスファンに向け、「第三世代はもう新日本の中心軸から引退する」という明確なメッセージが発せられた格好だ。

 しかし11日の永田最後のG1戦、バッドラック・ファレ――永田の率いた「青義軍」所属時代はキング・ファレ――との対戦では、今大会随一の感動的な光景が現出した。

 永田の入場時、大勢の(ほとんど全員にすら見える)観客が「永田 G1 LAST MATCH」の紙を掲げ、この時点で永田は涙ぐんでいた。

 そしてバッドラック・フォールで永田を下したファレは、永田に小さく一礼する。

 これはたぶん、他のスポーツでは現出させることがかなり難しい胸熱な光景、美しい光景である。
 

(2) 棚橋弘至もまた中心軸から外れつつある/インターコンチベルトの価値はますます迷走

 6月11日の大阪DOMINIONで、棚橋弘至は内藤哲也を破りIWGPインターコンチネンタル王座を奪取した。

 しかし、それによって彼が「エース復権」した印象が全くないのはどういうことか?


 それに比べて内藤哲也は、ベルトなんかなくったって依然新日本の中心軸にいる。

 今G1で棚橋は、その内藤に準決勝で敗北した。

 最近の棚橋の試合内容で気になるのは、ドラゴンスクリューを非常に多用する傾向にあることだ。

 これは偏見なのだろうが、どうもドラゴンスクリューとは「衰えたレスラーが多用する技」とのイメージが強い。


 いや、もしかしたら棚橋が原因でそんなイメージが付きそうな恐れさえある。

 そしてやっぱり棚橋は衰えていると、多くのファンは感じているはずである。

 40歳になった棚橋もまた、第三世代のように「外れる準備」がなされつつある……そういう印象を持っていないファンを探す方が、実は難しいかもしれない。

 しかしこれより問題なのは、そんな彼がインターコンチネンタル王者であることだろう。

 正直言って新日本は、「ベルトの差別化」というものに完全に失敗していると思う。

(それが言い過ぎなら「迷走」である。)


 いったい、IWGPインターコンチとはなんなのか。NEVER無差別級とは何なのか。

 この疑問を説明できる人は、当の新日本のフロント陣(営業・マーケティング陣)にもいないような気がするのは気のせいか?

 これならまだ、DDTのアイアンマン王座やエクストリーム王座、スターダムのハイスピード王座の方が、はるかに「特色ある王座」と言えるのではないか?

 そしてやっぱり、全日本のように「新しいベルトを増やさない」という選択肢は正しいのではないか。 



 ベルトを増やせばタイトルマッチが多くでき、営業的には有利かもしれない。

 しかしやっぱり、増やせば増やすほどベルトの価値や特色が下落していくのは当たり前の現象である。

(その点、「インターコンチの価値を上げた」中邑真輔は、やはり非凡なレスラーである。

 いや、「ベルトに価値があるのではなく、ベルトを持つ選手によって価値が決まる」という一般論の現れか?)


 なんだか新日本がベルトを増やしてきたのは、営業的な理由でなければ――

「適当なポストがないと人事の処遇に困るから」

 という、日本のどこにでもある会社・組織の悪弊のようにさえ思えてくるのだ。


 そういえばIWGPタッグ王座すらも、ファンの中ではNEVER王座と似たり寄ったりの価値しかなくなっているように思う。

 ベルトの価値をどうするのかという問題は、好調の続く新日本においてアキレス腱とは言わないまでも、大きな課題だと感じるのだが……


(3) ジュース・ロビンソンの躍進

 なんとジュース、ケニー・オメガだけでなくマイケル・エルガンをも破ってしまった。

 G1開幕前なら、ジュースがこの2人に勝つなど思いもよらなかったろう。

 永田と小島の「1勝8敗」というのは、まさにジュースが収めそうな成績だと予想していた人が多かったはずである。

 ジュースについては先日も少し記事を書いたのだが――

(⇒ 2017年8月6日記事:G1後半戦-EVILがオカダに、ジュースがケニーに激勝! “レスラーは35歳までが岐路”説と「ジュース」「ヘナーレ」の名前について)

 しかし正直、これから新日本がジュースをどういう風に位置づけするのか、予想することは難しい。

 外れるのを承知で言うと、「エルガンと組んでタッグ戦線に打って出る」といったところだろうか……

 ともあれ一躍ガイジン勢の注目株となった彼、今後の動向に注目したい。

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大仁田厚、“アメリカ初”の電流爆破マッチ開催~電流爆破の未来と後継者は?

 8月5日(日本時間では8月6日)、アメリカはニュージャージー州のブアヒーズという街で――

 大仁田厚が、「アメリカ初」という電流爆破マッチ(ノーロープ有刺鉄線電流爆破バットマッチ)を開催した。

(⇒ 東スポweb2017年8月6日記事:大仁田が米国発(ママ)の電流爆破戦敢行「俺たちは同じ人間なんじゃ!」)


 この大会の主催者は、(やはりと言うべきか)あのCZW。

 しかし水を差すつもりはないが、アメリカではすでに電流爆破マッチが行われている。

 ネット検索で見たことのある人も多いはずだが、次の記事と動画を参照を。

(⇒ ロケットニュース2014年4月15日記事:【衝撃格闘動画】アメリカの「金網電流爆破デスマッチ」が想像以上にスゴかった)


 いやはやまあ、凄まじい爆破っぷりである。

 しかし泣かせるのは、こんなことまでしてもたった1ヶ月半でテレビ放送打ち切りになったという事実である。

(上記記事に、2007年1月30日スタート~放送9回目の3月14日で打ち切りになった、と書いてある。)


 もちろんこの「アメリカ製爆破マッチ」は、大仁田厚の電流爆破にインスパイアされたものに違いない。

 その爆発ぶりは本家を凌ぐ(実際、はるかに凌いでいるように見える)とはいえ――

 1990年8月4日の汐留以来27年も続いている「本場のオリジナルの」電流爆破とは、やはり重みが違うのだろうか?


 ところで大仁田は、今年10月の(正真正銘ホントの)引退を表明している。

 大仁田がいなくなった後、はたして「電流爆破マッチ」というものがどうなるのか……

 大仁田は電流爆破の特許を持っていると言われるが、実際は「実用新案」で、しかもその有効期限は切れているらしい。

(⇒ 2015年11月24日記事:大仁田厚の電流爆破デスマッチリング「特許」について)


 ということは誰が電流爆破マッチを行ってもお咎めなし、ということなのだが――

 “技の伝承”というものが大事にされ、技の許可を取ったとか取らないとか結構話題になるプロレス界の雰囲気としては、大仁田の許可を取らないとやっぱり電流爆破は行えない、ということになりそうである。

(そう言いながら、許可なく他人の得意技を使っていることの方が多いのもプロレス界なのであるが……

 もっとも、全くのオリジナルの技自体がそんなに数はないと思うが。)


 また、たとえそうでなくても、もう電流爆破をするというだけで大仁田のサルマネと見なされるのは必定だ。

 よって大仁田は引退後も、プロレス界でそれなりに隠然たる勢力を維持しそうである。

 もちろん電流爆破マッチの許可権者として、そして「特別立会人」や「特別解説者」として……

 あるいはリング上でのマイクパフォーマンスや“聖水”パフォーマンスさえ、今まで通り行なうことも考えられる。

 さらには団体の長として各団体に電流爆破戦を迫る、というのもいかにもありそうだ。


 10月の大仁田引退興行で、電流爆破戦の「正統後継者」の指名があるのかどうか――

 これはやはり、プロレス界の重大関心事ではあるだろう。

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Appendix

プロフィール

平 成敏

Author:平 成敏
1970年代生まれの男性。
認定ファシリティマネジャー、主に施設管理の仕事に従事。
プロレス、社会、歴史など、興味関心のある分野についてあまり脈絡にこだわらず書いていきます。(⇒プロレス以外の話題については、別ブログ【社会・ニュース・歴史編】をご覧ください。)

著作一覧(アマゾンkindle版)

ペペチール第三王朝の興亡:表紙 世界系統樹:表紙 尊敬なき社会(上):表紙 尊敬なき社会(下):表紙

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